著作権
上のエントリに関連してるかもしれないが、著作権についてだ。
Lucrezia Borgia の Room Cantarellaにも書いてあるのだが、権威ある(?)7団体、JASRAC、RIAJのほか日本芸能実演家団体協議会、日本音楽事業者協会、音楽出版社協会、音楽制作者連盟、日本音楽作家団体協議会が声明を出したのだ。
日本音楽著作権協会ら音楽関係の7団体は7月28日、都内で記者会見を実施。iPodなど私的録音補償金制度の対象にされていないHDDオーディオについても、政令指定によって同制度の対象に含めるべきと強く訴えた。
だそうだ。
で、「私的録音補償金制度ってなに?」という質問が飛んできそうだが、簡単に、非常に簡単にいうと、DAT/DCC/MD/CD-R/CD-RW/DVCR/D-VHS/DVD-RW/DVD-RAMの各メディアと対応機器などの、劣化がなく記録できるメディアに含まれる著作権がらみのお金である。
MDを某レンタルショップで購入したあなたは、すでに私的録音補償金を支払ってることになる。
この私的録音補償金をiPodやらPCの内蔵HDDにも含めようというのだから・・・。いやはや・・・。
そういうのを「搾取」というんだ!!!
ちょっと考えただけでも矛盾点が・・・。
- MD/CD-R/CD-RW/DVD-RW/DVD-RAMなどのメディアは、主にPCで使われるだろう。俺も使っているが基本的に個人データのバックアップに使う。LinuxのインストールCDを作成するのに使ったりもする。だったらそのぶん私的録音補償金返してよ??
- 企業で使用しているPC。業務使用だよね?MP3なんか入ってないよね?個人で使うのだってPCでは音楽聴かないって人いるでしょ?なんで私的録音補償金を払わなくちゃいけないの?
- MDって音劣化するんだけど・・・。なんで私的録音補償金とるの?
・・・ま、書くと色々あるし、Web探せばいろんな人の意見がわかるとおもうんだけど、もともと私的録音補償金制度自体が今の時代にそぐわないものだ(意外に新しいのだけどね・・・)。それなのに、対象を拡大してどうする!!??
お金の流れもよくわからない。私的録音補償金がどのような流れで権利者に行っているのか。誰か知ってる人いますか??
そんな不透明なお金をMDかうたびに、CDR買うたびに、はてはiPod買えば払ってる。
JASRACさん、一体どうなってるの???
俺も含めて、JASRACさん以外は、ただ自分で買ったCD(に入っている音楽)を、自分が持っているオーディオ機器で聞きたいだけなんだけど・・・。もちろん、その際にはCDに含まれてる著作権料は権利者に適切に還元される、っていうか今もされてるんだよね?ミカジメ料とか取ってないよね?